SFノット
PEラインとリーダーとの結束。
両手以外も駆使してテンションを掛けながらやらないといけなかったり道具を使ったりとどれも現場で簡単にできるものはないなぁ・・・、現場で両手だけでできるもっと簡単な方法はないのかなぁ〜・・・、そんなことを考えているうちに自分で考えてみようと思い立ったのが始まり。
何事も中途半端が嫌いな私、まずはいろいろな結束方法についてなぜこれが強いのか?どこが弱いのか?を自分なりに分析。素材の特性や摩擦について調べてお勉強。そして現物で実際に確かめてみる。それからまず考えたのは今お気に入りの結束方法と同等のものをもっと簡単に作る方法はないか?について。どこがやり難いのか?じゃあそれを違う手順で作れないか?などなど・・・考えているうちになんとなくイメージが湧いてきた。そのイメージを実際にラインを使って試行錯誤すること数知れず・・・そしてひとつの方法が確立できました。
だけど後で調べてみたら既に「SFノット」として確立されているノットとほぼ同じでした。でもそれを知らずに自分で同じ結果を導き出したのだから大したもんです(自画自賛)。
という訳なのでここでは失態釣り師弐号流の「SFノットのやり方」を説明したいと思います。



↓↓こんな感じね↓↓














↓↓こんな感じね↓↓






















このノットで使うのは両手と口だけ。
つまり私の求めていたどんな状況でも現場で素早く作れるノットなのです。
最後のところでPE(A)を何度も結んでPE(B)を保護・補強していくとこまで紹介されていることが多いですが私はやりません。理由はPE(B)にこれ以上余計な摩擦熱を加える可能性のある行為をしたくないから。このノットが完成した状態で一番弱い部分は締め込むことによって巻き付け部から引っ張り出されたPE(B)の数ミリの箇所、リーダーの結びコブから数ミリの区間です。この部分はきつく締まりながらズリズリと引っ張り出されてきた部分なので表面のコーティングが弱くなっています。ラインの種類や状態によっては完全に剥がれてたり数本切れてたりします。ここに更なる巻付けや結束を行う行為は強度を下げる可能性が高いのです。そして何より面倒臭くて時間がかかるしね。

これを見て興味を持った方は是非練習して下さい、1分ぐらいでできるようになるハズです。そしてオススメの練習法は出来るだけ細いPEでよ〜く使い込んでコーティングや着色は落ちたようなPEでやること。なぜかって?、それはうまくやらないと切れ易いから。切れ易いものを切らずに結べるようになればもう完璧です。最近のPEは高性能(コーティングが強い)なので適当でも切れずにうまく締め込めてしまうことが多いんですよ。

追伸、紹介した手順@ABはリーダーに結びコブを作らない「FGノット」にも応用利くのでリーダーにPEを巻き付ける方法としてマスターしておくと損はないです。FGノットに興味のある方は「FGノット」で検索してみて下さい。やり方が紹介されているページがいくつかありますので。




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